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趣味と日記を中心に、適当に綴ってるからきっと思い込みだらけだろうなァー


by yagugoma
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6月9日の未明の話

あれは午前3時過ぎだったか
一週間の仕事を終えゆったりとしていた時だった
友人のY君の彼女から一通のメールが届く

「Y君事故って心肺停止だって。○○病院に運ばれたらしいから」

おいおいおいちょっと待ってよと思っていると電話が鳴った
彼女からだ
「亡くなったって・・3時40分だって・・・」
すぐ行くからとタクシーに飛び乗り向かう
車中でワガハイは膝の震えが止まらなかった

病院には彼女と事故担当の交通機動隊の人が居た
お父さんとかお母さんは?の問いに「ううん、まだ・・・」と一言二言会話を交わす
20分ほど後だっただろうか
両親が到着したが事故があったことしか聞かされていなかったらしい
「具合はどうなんだ?」
と聞かれるがワガハイは
「いや、僕も来たばかりで・・・」
と答えをはぐらかした
一友人であるワガハイから伝えるにはあまりに重く、つい嘘をついてしまった
両親が来たことを医者に伝えると詳しい説明をされる
どうやら首都高環状線でコーナーを曲がりきれず転倒したらしい

その後霊安室へ案内された
そこに横たわっていたのは紛れもなくY君で、ただ少し顔を腫らしている以外はいつもと何ら変わりなく寝ているようにしか見えなかった
彼の両親は電話で他の家族に連絡しながら言葉にしつつも目の前のことが信じられないのであろう、涙を見せることはなかった

ワガハイ正直悲しくはなかった
ただただ悔しかった
彼は以前付き合っていた最愛の彼女を亡くし、それを乗り越えて新しい彼女と巡りあって順風満帆とは言えないまでも幸せを掴みつつあった
それなのに・・・
何であいつだったのか?何で今なのか?20年後じゃダメだったのか?頭の中は疑問ばかりだった
チクショウチクショウチクショウ

人の死は同列に語られるものではない
がしかし、姉貴を亡くし、Y君の以前の彼女の死を共に見送り、そして今度は奴本人だ
もういい加減うんざりだ
人は必ず死にゆくものだが、これからという若い人間の死に付き合うのは本当にうんざりだ

もういい
たくさんだ

最近よくこんなことを考える
もしかしたら今目にしているのは夢なんじゃないかと
朝目が覚めたら白髪になって腹の突き出た親父になってないかと
人生は少し長過ぎる
少し疲れちまったのかなァー

今思えば多分あいつも短い間に色々あって疲れてたろうなァーとも思う
先に向こうに行ってゆっくり休むといい
いつになるかはわかんないけどワガハイもそっちに必ず行く
あんなに心配してたお父さんや愛してた彼女も必ず行く
そん時はまた一緒に色んなことを話そう
昔話に花を咲かせて色んなことを懐かしもう
また一緒に色んなとこ出かけよう
計画してた彼女とワガハイとの3人での旅行も向こうに行ってからかなァー

それまで少し先に行って待ってて

じゃーまたねノシ
by yagugoma | 2007-06-16 23:37